父親たちの星条旗

昼飯(うどん)を家で食べてから
自転車でTジョイ大泉に行き
父親たちの星条旗を観る
クリントイーストウッド監督の
硫黄島の戦いを描いた二部作のうち
アメリカ側から見た硫黄島の戦いの映画
アメリカ側からの視点と言うか
擂鉢山山頂に星条旗を立てた写真に
写ってた六人のうち生き残った三人が
アメリカで英雄にしたてあげられ
戦時国債のキャンペーンに利用されたり
戦後の生活の苦悩、硫黄島でのリアルな戦闘シーンの
ファラッシュバックが交互にあって
時空が行ったりきたりしてる映画ですが
まあ私は原作の「硫黄島星条旗」や
硫黄島からの手紙の原作になるのかな
「散るぞ悲しき」も読んでいるので
その背景とか
充分に理解できますが
61年前に日本とアメリカが戦争したということを
知らない若い人もいるらしいので
そういう人だと解らないかもしれないなあ
さてこの映画と硫黄島からの手紙という
日本側から描いた映画と
二部作に分けたという事が
良かったと思いますね
(まあ硫黄島からの手紙は予告編しかみてないですが)
父親たちの星条旗の視点は
あくまで生き残った三人やそのうちの一人の
息子である原作者の視点で描かれているのですね
リアルで凄惨な戦場のシーンも
あくまでその三人やその部隊の戦友が
実体験したものなのです
原作にはもっと詳細に色々書かれてますが
(あの旗の竿に使った鉄パイプは日本軍が
雨水を集めるために使ってたので擂鉢山山頂に散乱してたとか)
アメリ海兵隊でも一番乗りで上陸した彼らの
部隊は250人のうち生き残ったのは27人だったとか
銃撃や砲撃の音があまりにうるさくて
静まり返っている様だったと
回想する兵士がいる戦闘のシーンは
心臓が悪い人は観ない方が良いかもしれないけど
結構細かい事迄、ノンフィクションの原作に書かれてる
実際に起った事をリアルに再現していて
視点がぶれないので
日本人が見ても納得できる映画です
戦場でのシーン等の他に
私が印象に残ってるシーンは
原作者の父のドクが戦後50年位後
死ぬ間際での病室での息子(原作者)との
シーンです。
自分の父が三年前に亡くなった時と
同じ様に点滴の機械とか並んでいて
何か悲しくなりましたね
自分にとっては戦場よりも
リアルに死に立ち会った場所なので

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道

栗林忠道 硫黄島からの手紙

栗林忠道 硫黄島からの手紙

硫黄島の星条旗 (文春文庫)

硫黄島の星条旗 (文春文庫)

来月は硫黄島からの手紙を見なくちゃ